シロディールの集団戦における杖Ult電車についての報告
【目的】
シロディールにおける戦いにおいて集団による攻撃杖アルティメットアビリティ(通称杖Ult電車)は脅威の一つである。単独で戦いを挑みなすすべもなく倒されてしまった人も多い。またその技が強力であるために使用する集団が多く、シロディールにおける集団戦の多様性が失われるという問題がある。そこで今回は杖Ult電車の対処方法を解明すべく観察し分析をおこなった。
【方法】
2016年10月から2017年4月までの約6ヶ月に、シロディールで集団杖Ult電車を探索し、実際に遭遇した際集団の内外より観察し分析する。
【結果】
発生場所は、ヴィベク(旧トゥルーフレーム)で多くみられる。発生時間は、水曜日の21~24時もしくは週末の21~24時の間の事が多い。人数が20~30人と比較的多い状態で発生する。10人以下で発生することはあまりない。(図1)1人で発生する事態に遭遇したが、すぐ倒されてしまった。(図2)発生状況については、発生する前に一度狭い場所に集まる事が観察された。城や資源の塔および鉱山の入り口などである。(図3)集団の形成は、先頭にリーダーがおりその背後を中核になるメンバーで固めており、集団の前部および中部は人数の密度が高く集団が崩れることはない。集団の後部は比較的密度も少なく統率がとれていない。集団の内部に入ってみると、外部からは全員が杖Ultを発生させているように見えていたが発動させていない人もいた。(図4)
【考察】
発生場所や時間に偏りがみられるのは、杖Ult電車の効果を十分に発揮するにはある程度の人数が集団になる必要があるためと考えられる。また発生する前に一度狭い場所に集まるのも同じ理由だと考えられる。全員が一度に発生させていないは、杖Ultの持続時間は7秒間であるため時間差で発動させ長時間もたすための対策だと考えられる。だが実際に時間差で発生させるには、十分に統率がとれていないと難しい。集団の末端まで命令が行き届いていない為に同タイミングで発生させていない可能性もある。
今後はより深く観察するためさらに杖Ult電車に耐えうる体力と耐性を身に付け、遭遇した時の対策を構築し、集団戦の多様性を保ちシロディールを活性化していきたい。